減塩の難しさ。ただ薄味なら良いのか?
- daiy52
- 3月29日
- 読了時間: 2分

「塩分の摂りすぎに注意しましょう」——健康診断のたびに聞くこの言葉。けれど、実際にどこでどれだけ塩分を摂っているのか、わかりにくいですよね。
闇雲に薄味にすれば良いわけではありません。だって、たくさん食べたら同じになってしまいます。
今回は、日常でよく使う「塩」「タレ」「ソース」「スープ」などに含まれる塩分の違いについて、わかりやすく解説します。
◆「塩をふる」場合:意外と安全?
塩を直接ふりかける場合、使った量を把握しやすく、味もはっきりしているため、実は過剰摂取になりにくい傾向があります。
例えば、塩をひとつまみ(約0.5g)ふっただけでも、十分にしょっぱく感じることが多いですよね。
「味が濃いな」と感じたとき、自分で調整しやすいのも利点です。
塩やスパイスで味付けするのが日常の文化の国々の人は、全体的に塩分摂取量が低いのです。
◆「タレやソース」は、うま味の罠!
焼肉のタレやドレッシング、ウスターソースなどは、甘味や酸味、旨味が合わさっているため、塩分を感じにくいのが特徴です。
そのため、つい「もう少しかけようかな」と量が増えてしまいがち。
例えば…
• 焼肉のタレ(大さじ1):約1.5gの塩分
• ウスターソース(大さじ1):約1gの塩分
使う量が増えればあっという間に、1食で2~3gの塩分に。
ご飯に合うものは味が濃いと美味しいですよね‼️なので、コメ食文化の国はおしなべて塩分摂取が多くなってしまいます。
◆「スープや汁物」こそ要注意!
一番怖いのがスープや汁物!
味噌汁やラーメンのスープには、1杯あたり2g〜8gもの塩分が含まれることも。
特にラーメンはスープまで飲み干すと、1食で1日の塩分摂取目安(6g未満)を軽くオーバーしてしまいます。
そして美味しかったらたくさん飲めてしまう。
「スープを残す」「毎日味噌汁を飲まない」だけで、塩分をぐっと減らすことができるんです。
◆塩分を控えるコツ
• タレは「かける」より「つける」で使用量を減らす
• スープは飲み干さない
• 塩の代わりにレモン・酢・スパイス・出汁で風味をプラス
• 後がけ調味(食べる直前にかける)で少量でもしっかり感じる
まとめ
塩そのものよりも、「液体の調味料やスープ」にこそ注意が必要。
「思ったより塩分とってたかも…!」と感じた方は、まずはタレや汁物の使い方を見直してみましょう。
日々のちょっとした意識が、数年後の血圧や腎臓の健康を守ってくれます。
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